京都のダンマバーヌの奉仕者宿泊棟レポート
Server accommodations(Private room with bathroom)
Dhamma Bhanu (Kyoto, Japan)
■部屋の印象
私が初めてダンマバーヌの奉仕者宿泊棟の部屋に入った印象は、
「この部屋を一人で使っちゃっていいの!?」といったものでした。
部屋は個室で広く、トイレ、シャワーが付いています。
ダンマバーヌらしくないとも思いましたが、
これはいい意味での裏切りです。
私が思い描くダンマバーヌの奉仕者宿泊棟のイメージは、
トイレ、シャワーがない山小屋のような感じなのですが、
新しくできた奉仕者宿泊棟は、部屋の印象や設備が近代的で、
まるでペンションのような感じです。
■部屋の中にシャワーがある事の利点
今回この奉仕者宿泊棟を使用させていただき、
部屋の中にシャワーがある事によって、
快適さがここまで違うのかと実感しました。
実際のコース奉仕では、奉仕者は生徒に比べると、
休憩時間は少なく、シャワーを浴びる時間は、
だいたい夜になる事が多いです。
数年前にコースの奉仕をした際に、
私が夜にシャワーを浴びに行ったとき、
シャワー室がすべて他の奉仕者に使われていて、
シャワーが浴びれない事がありました。
また、あまりにも疲れきってしまって、
シャワー棟に行く前に眠ってしまうこともありました。
新しくできたダンマバーヌの奉仕者宿泊棟は、
個室で各部屋にトイレ、シャワーが付いています。
いつでもシャワーが使えてシャワーが浴びれない事態は起こりません。
私は冷え性で、夜にシャワーを浴びて外に出ると体が冷えてしまいます。
部屋の中にシャワーがあることによって、
体を冷やすことなく寝ることができます。
インドのセンターでは、シャワーとトイレが一緒の
ユニットバスだったのですが、ダンマバーヌの奉仕者宿泊棟は、
シャワールームが別になっていて、扉もちゃんとあります。
ですので、シャワーを浴びて、水が便器にかかったり
トイレの床が濡れるなんてことはありません。
細かい点ですが、この配慮は精神的に気持ち良いです。
■部屋の中にトイレがある事の安心感
部屋にトイレ、シャワーがあることによって、
便利なのはもちろん、圧倒的に安心感があります。
私が数年前に奉仕をしたときは、トイレを生徒さんが
使っている時間帯は避けるようにしていたのですが、
奉仕者宿泊棟の自分の部屋にトイレがあれば、
いつでも気兼ねなく使用する事ができます。
写真には写っていませんが、トイレの右隣の部屋がシャワールームです。
■個室のメリット
奉仕者宿泊棟ができる前は、他の奉仕者と一つの部屋で
寝泊りをしていました。
今回、奉仕者宿泊棟の個室で一人になって休んでみて、
心からリラックスできることを実感しました。
同じ部屋に他の奉仕者の方がいると、
夜など寝ている時間帯に物音をたてないように気をつかいます。
生徒でコースに参加しているときは、他の人と部屋を
シェアしても気にならないのに、
奉仕のときには、なぜ他の奉仕者と一緒の部屋だと
リラックスできないのか考察しました。
例えば電車の席で、隣に人が座っていて、
隣の人を意識したり気を使うことはありません。
全然知らない人だからです。
ですので、生徒でコースに参加しているときは、
部屋をシェアしていても、聖なる沈黙を守るため、
ほとんど気になりません。
むしろ、コース参加数が少ない人にとっては、
一緒に懸命に修業にとりくむ人がいることが励みになります。
さて、電車の席で、同じ会社の人が隣に座っていたらどうでしょう。
気心が知れた仲であっても気を使い、途中の駅で降りて別れたときに、
やっと仕事が終わり、一人でくつろげるのではないでしょうか。
奉仕でコースに参加するときは、食事の時間は、
他の奉仕者と会話をしますし、奉仕中でも話し合って進めていきます。
ですので、自分の部屋で休むときだけは、一人になりたいというのが
正直な気持ちです。
10日間コースは、Day0の受付の日を含めてトータルで12日間あります。
12日間というのは、けして短い日数ではありません。
12日間奉仕するにあたり、宿泊するところが便利で快適であることは、
とても大きな助けとなります。
新しく建設された奉仕者宿泊棟は、奉仕者の立場になって、
設計されて作られていると感じ、このような素晴らしい奉仕者宿泊棟を
建設していただいた事、寄付金を出してくださった多くの方に
心から感謝します。
現在は、男性の奉仕者宿泊棟しかないのですが、
長期滞在されている奉仕者の方に訊いたところ、
女性の奉仕者宿泊棟の建設が7月下旬から始まり、
11月には完成する予定とのことでした。
女性の奉仕者宿泊棟が完成するのが何年も先の事だと
思っていたのですが、2016年の年内中には完成するようです。
新しく建設された奉仕者宿泊棟の素晴らしい点を述べましたが、
今振り返ると以前の二段ベッドの共同で使っていた部屋での奉仕も
なつかしく良い思い出です。
女性でコース奉仕を検討されている方で、
まだ奉仕をされたことのない方は、
一度共同部屋での奉仕を体験しておくと、
後で思い返したときに、良い経験だったと感じると思います。
11月までにお時間のある女性の方は、この機会にコース奉仕を
してみてはいかがでしょうか。
そして、11月以降にもう一度、今度は新宿舎で奉仕をして
比較してみるのも良いと思いました。
ウィパッサナー瞑想とは
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